A Tumor Bombastic

Nape|Official HP

2025/04/02 00:00

フォロー

異端が解き放つ衝撃の4曲——Nape、1st EP『A Tumor Bombastic』で音楽シーンに爆弾を投下。

「私たちは、音楽シーンで異物として扱われているのか?」——ライブのたびにWATARU(Dr.Vo.)の脳裏をよぎる問い。しかし、Napeは迎合しない。孤独を噛み締めながらも、己の手で舵を取り、ただひたすらに自分たちの音を鳴らし続ける。

その決意を刻んだ4曲入りのEP『A Tumor Bombastic』が完成した。たとえNapeが音楽シーンの異端児であり、社会の「腫れ物」だったとしても、それをポジティブなエナジーへと昇華させる。
収録された4曲すべてが、一度聴いたら耳に焼き付き、抜け出せなくなるほどの中毒性を持つ。甘さの中に刃を忍ばせたポップメロディが、リスナーの神経を直撃する。

「Rescue Baby!」 では、スラッシュメタルとガレージロックが衝突する。ギターリフは火花を散らし、BPM180のドラムは暴走する心臓のように脈打つ。

「FUGITIVE」 では、ダンサブルなリズムが耳を殴りつけ、歪んだギターが疾走感をさらに煽る。 短く鋭いフレーズが脳内をループし、クラブのフロアを蹴り上げるような解放感が爆発する。

一方、「self-made」では哀愁を帯びたアルペジオが静かに心を締め付け、そこから一気にグルーヴィーで上質なソフトロックが展開される。

「Sentiments」 は、スタジアムサイズのスケール感の中で、メロディアスなフックと讃美歌のようなコーラスが聴く者の心に焼き付くバラード。儚さと激しさが同居し、心の奥深くに潜む素直な隣人愛を呼び覚ます。

Napeは、このEPを通じて音楽の枠を超えた存在証明を突きつける。孤独と異端を力に変え、誰にも媚びることなく突き進む等身大な姿勢は、今のシーンに必要不可欠なものだ。

『A Tumor Bombastic』—— ここに刻まれた音を、どう受け取るかはあなた次第。ただ、もし心が何かを求めているなら、この4曲がその答えになるかもしれない。

配信リンク: https://ultravybe.lnk.to/NAPE-003D

Artwork:Marcus Wallinder

[Tracklist]

  1. Rescue Baby! — 2:26

  2. Sentiments — 3:11

  3. FUGITIVE — 2:49

  4. self-made — 3:02

 

1. Rescue Baby!

この楽曲は、「魔界のような」リフ を思いついたことから始まった。当初はピアノ音源だったが、それをメタル風のギターフレーズへと置き換えたことで、曲の方向性が決まった。

結果として、メタル、ニューウェーヴ、ガレージロック、J-POP、ラップといった Napeの多彩な音楽性が自然に融合 し、強烈なインパクトを持つ一曲に仕上がっている。

楽曲のテーマは、出会いに飢えた若者同士の恋沙汰。舞台は、渋谷や新宿といった眠らない繁華街。良い意味でシリアスではなく、軽い気持ちで聴ける ように意図された一曲だ。
さらに、独特な単語選びや韻の踏み方も特徴的な歌詞にも注目してほしい。

Credits
Lyrics/Composition: WATARU & ISSEI
Vocals, Backing Chorus:WATARU
Drums, Percussion:WATARU
Guitar:ISSEI
Bass:Lenny
Recording/Mixing/Mastering:kivori studio

2. Sentiments

『Sentiments』は、大切な人への気持ちを正々堂々と伝える勇気を、力強くメロディアスでギタードリヴンなロックナンバーで歌い上げた意欲作。硬質なドラムサウンドと教会で鳴り響くようなギターが描く空間的サウンドに、人生で出会うべくして巡り会う大切な存在への"好き"の言葉が、しっかりと刻み込まれている。

対象は恋人から家族、友人と多岐に渡りますが、等しく送り届けられる思いは一つ。性別や属性に囚われることなく、好きだと語りかけることの重要性が力強く説かれている。歌詞からは、大切な人に気持ちを伝えることへの緊張と勇気も感じ取れ、老若男女問わず聴く者に強い共感を呼ぶ。

メロディアスでギタードリヴンなトラックに乗るWATARUの歌声は、荘厳なリバーブを帯びながら前へと突き進み、まるで讃歌のように鳴り響く。そこには好きな人へまっすぐ伝えたい、溢れる想いが籠っている。

リリックビデオ:

https://youtu.be/1VOP5ApzaA0?si=EPiSMmBt8vsSkY9m

Credits
Lyrics/Composition: ISSEI & WATARU
Vocals, Backing Chorus:WATARU
Drums, Percussion:WATARU
Guitar, Bass:ISSEI
Recording/Mixing/Mastering:kivori studio

 

3. FUGITIVE

ミュージシャンなら誰もが夢見る、自分たちの楽曲がクラブで流れる瞬間。その歓喜を形にした楽曲『FUGITIVE』が、Napeから届けられる。

かつてクラブでABBAが流れた際、フロアが熱狂に包まれた瞬間があった。国籍や性別を超えて人々が一つになるその光景は、メンバーの脳裏に焼きついている。その感覚を楽曲へと昇華し、ダンサブルなガレージロックチューン『FUGITIVE』が誕生した。

『FUGITIVE』は、短く鋭い展開が特徴的なキラーチューン。コンサートで演奏すれば、まるでクラブのようにフロアが吹き上がる瞬間を生み出すだろう。踊るだけで現実から「逃亡」できるディスコのエッセンスを取り入れ、リスナーを非日常へと誘う。

楽曲のテーマは、刹那的な恋愛への依存からの「逃亡」── しかし、逃げた先で再びその魅力に囚われてしまう姿を描いている。恋愛依存に溺れながらも、その快楽に抗えない主人公。そんな人々の拠り所となるクラブの文化や経済が根付く世界も、決して悪いものではない。

Napeが描く、現実を忘れさせるダンスガレージロックの真髄。『FUGITIVE』を通して、その高揚感とエネルギーをぜひ体感してほしい。

MV:

https://youtu.be/5c94jaVKB1s

 

Credits

[Song Credits]

Lyrics/Composition: WATARU & ISSEI
Vocals, Backing Chorus:WATARU
Drums, Percussion:WATARU
Guitar:ISSEI
Bass:Lenny
Recording/Mixing/Mastering:kivori studio

[Music Video Staff]

Director : Yuya Noda
Assistant Director : Joy
Production Assistant : Riku
Production : ghamtape

Hair & Make Up Stylist : Miki Takamatsu(d’Arc)
Studio : TORUKA DX
A&R : Saori Otomo(Ultra-Vybe, Inc.)

Bass Support : Leo Ohshiro

 

4. self-made

本楽曲のテーマは「夢を追う若者が現実と葛藤しながらも信念を貫くこと」。
作曲者のWataru自身が、安定を捨てて夢を叶えていく友人に影響を受け、この曲を書いた。中目黒駅に停車中の東横線車内にて、思いついたヒップホップのビートをGarageBandにメモし、二日後の夕方には自転車に乗りながらサビのメロディを思いつき、制作。ヒップホップ由来のミニマムなビートに大きな野望と情熱的なギターを込めた、特に思い入れのある一曲となっている。

リリックビデオ:

https://youtu.be/MzqUVRg-OUs?si=J4iF4JXnfYPDkJHi

Credits
Lyrics/Composition: WATARU
Vocals, Backing Chorus:WATARU
Drums, Percussion:WATARU
Guitar:ISSEI
Bass:Leo Ohshiro
Recording/Mixing/Mastering:kivori studio
Lyric Video Shoot:Rio Kitajima

ページを報告する

コピーしました

コピーしました